Snowie4 Professional Edition Version 4.5.2 HTML Export

Masami Sano (Green) vs. Keiji Yoneya (White)

9 point Match

	Game 02
	Match to 9. Score Green-White: 0-1

Game introduction

Mochy's Clinic （於　札幌オープン2006)
Intermediate決勝戦の佐野まさみ　ｖｓ　米谷圭史の第２ゲームを解説しました。
その解説をSWコメント機能を利用して再現してみました。
また、補足として追加したコメントもたくさんあります。
望月正行　2006/9/20

Move 1 White
		Pip: 167
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 167

#		Ply	Move	Equity
*	1	2	8/5 6/5	0.227
			0.8% 17.5% 55.4% 44.6% 12.0% 0.6%
	2	2	13/10 6/5	0.001 (-0.226)
			0.8% 14.4% 49.8% 50.2% 14.4% 0.8%
	3	2	24/23 13/10	-0.006 (-0.233)
			0.7% 14.0% 49.6% 50.4% 13.9% 0.7%

Move 2 Green
		Pip: 163
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 167

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	24/22 13/8	-0.302
			0.6% 11.6% 43.0% 57.0% 18.5% 0.9%
	2	R	13/8 13/11	-0.372 (-0.070)
			0.7% 12.1% 41.1% 58.9% 19.7% 1.1%
	3	3	13/8 6/4	-0.400 (-0.098)
			0.6% 10.9% 40.7% 59.3% 19.6% 1.0%

Checker play

52は13/8 13/11という動かし方もありますが、オープニングでインナーポイントを作られた場合は実戦のようにバックマンをスプリットする方が正しくなります。佐野さんのナイスムーブでした。

Move 2 White
		Pip: 163
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 160

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	24/23 6/3*	0.217
			0.9% 18.0% 55.0% 45.0% 12.9% 0.8%
	2	R	24/21 6/5	0.195 (-0.022)
			0.7% 16.0% 54.8% 45.2% 11.8% 0.6%
	3	R	13/10 6/5	0.192 (-0.025)
			0.8% 16.9% 54.5% 45.5% 12.3% 0.7%

Checker play

実戦の6/3* 24/23以外にも、13/10 24/23、13/10 6/5、24/21 6/5など多くの選択肢があります。
実戦のムーブが良い手なのは間違いなかったのですが、ベストムーブかどうかは自信がありませんでした。
Snowieは実戦の手を僅差ながらベストに推しております。
ボードが堅い方がインナーをヒットするのは自然な手ということでしょう。

Move 3 Green
		Pip: 159
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 163

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/24 13/8	-0.404
			0.7% 11.6% 41.0% 59.0% 20.5% 1.1%
*	2	R	bar/24 6/1*	-0.450 (-0.046)
			0.6% 11.2% 40.0% 60.0% 20.7% 1.3%
	3	2	bar/24 8/3	-0.532 (-0.128)
			0.6% 10.0% 37.5% 62.5% 21.8% 1.3%

Checker play

序盤で6/1*と1pをヒットするのは本来やりたい手ではありません。
リターンヒットされると24pipも損してしまうことと、たとえ次回にカバーできたとしても、1pは他のポイントに比べて価値が低いからです。
相手にいい目が多すぎるとき、緊急避難的にヒットすることはありますが、この場合はヒットしても相手のいい目は減っていません。13/8と落ち着く方が良かったでしょう。

Move 3 White
		Pip: 160
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 157

Cube action equity		Alert: Correct decision not to double
3-Ply	Money equity:	0.288
	1.0% 19.6% 59.9% 40.1% 11.1% 0.5%
1.	No double	0.428
2.	Double, take	0.328	(-0.100)
3.	Double, pass	1.000	(+0.572)
Proper cube action: No double, take			15%

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	bar/24* 13/7	0.406
			1.3% 20.4% 58.3% 41.7% 11.0% 0.7%
	2	R	bar/24*/18	0.365 (-0.041)
			1.3% 19.0% 58.4% 41.6% 11.6% 0.7%
	3	2	bar/24* 8/2	0.070 (-0.336)
			0.9% 17.0% 51.3% 48.7% 14.8% 1.0%

Checker play

解説時にトッププレイヤーを含む多くのプレイヤーが24/18を勧めていましたが、私は13/7が優ると解説しました。
リターンヒットは多少増えてしまいますが、その代わりにバーポイントを作れる可能性があります。すでに5pを作っているので、バーポイントを作れれば4プライムになります。
また、ミッドポイントが5枚とスタックしてるので、この駒を触るのは自然な感覚なのです。
米谷さんのグッドムーブです。

Move 4 Green
		Pip: 153
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 181

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	bar/21 24/22*	-0.236
			0.5% 11.3% 44.4% 55.6% 17.6% 1.0%
	2	1	bar/21 8/6	-0.679 (-0.443)
			0.6% 9.2% 35.9% 64.1% 23.9% 1.7%
	3	1	bar/21 13/11	-0.708 (-0.472)
			0.6% 10.0% 36.2% 63.8% 26.6% 2.0%

Move 4 White
		Pip: 175
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 175

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-0.113
			0.7% 13.0% 47.7% 52.3% 17.2% 1.2%

Checker play

！！！
先ほどのいい手が裏目になってしまいました。
66以外の6であればむしろバーを作って優勢だったのですが。

Move 5 Green
		Pip: 175
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 175

#		Ply	Move	Equity
	1	R	21/18* 13/8	0.094
			1.0% 16.0% 52.0% 48.0% 13.7% 0.6%
	2	R	21/18*/13	0.084 (-0.010)
			1.0% 15.8% 51.6% 48.4% 13.5% 0.6%
*	3	R	8/3 6/3	-0.111 (-0.205)
			1.1% 15.0% 46.6% 53.4% 16.1% 1.0%

Alert: Blunder (0.205)

Checker play

これは悪い手でした。
21/18* とダブルヒットしながらバックマンを逃がす方が圧倒的に優ります。
３ｐはそれなりに良いポイントですが、ヒットしてバックマンを逃がす方が価値が高いでしょう。
また、３ｐメイク後に16 26 46 56 22等を振られると一瞬にして
強固な4プライムを作られてしまいます。
21/18* 18/13（or 13/8)ならば、一手で劇的に相手が良くなる展開はありません。

Move 5 White
		Pip: 175
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 167

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	bar/21 13/7	0.294
			1.0% 17.2% 57.8% 42.2% 11.9% 0.8%
	2	1	bar/21 7/1*	-0.034 (-0.328)
			0.7% 14.3% 49.3% 50.7% 15.9% 1.0%
	3	1	bar/21 24/18	-0.049 (-0.343)
			1.0% 13.9% 50.0% 50.0% 18.6% 1.2%

Checker play

先ほど解説したとおり、こういう目が緑にとっては困るのです。
白は急に有利になりました。

Move 6 Green
		Pip: 165
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 167

#		Ply	Move	Equity
	1	R	24/22 22/21(2)	-0.238
			0.4% 9.4% 42.7% 57.3% 11.7% 0.6%
	2	R	8/6 6/5(2)	-0.239 (-0.001)
			0.9% 13.9% 43.6% 56.4% 17.4% 1.3%
*	3	R	22/21 6/4*/3	-0.438 (-0.200)
			0.5% 9.9% 38.0% 62.0% 15.6% 0.9%

Alert: Blunder (0.200)

Checker play

3pまで駒をひき逃げしてしまうと、今は安全でも形が悪くて今後対抗できません。
3pに進んでしまった3枚目の駒は行き所が1pと2pしかありません。こうした駒はセミデッドマンと呼ばれ、死にごまの予備軍となります。バックギャモンでは駒は力を保った位置で保持するのが
基本となります。インナーボードであればそれは６ｐのスペアマンです。
不安定な形を直す24/21 22/21か、8/5 6/5と強いフロントポジションを作る方がよいでしょう。
ブランダーと呼ばれる、0.1以上期待値を下げる悪手でした。

Move 6 White
		Pip: 169
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 163

Cube action equity		Alert: Correct decision not to double
3-Ply	Money equity:	0.292
	0.8% 15.3% 61.8% 38.2% 9.9% 0.6%
1.	No double	0.426
2.	Double, take	0.354	(-0.072)
3.	Double, pass	1.000	(+0.574)
Proper cube action: No double, take			11%

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/20 6/5	0.449
			1.0% 16.7% 61.8% 38.2% 10.3% 0.6%
*	2	R	bar/20 24/23	0.401 (-0.048)
			0.8% 16.0% 60.8% 39.2% 10.3% 0.6%
	3	3	bar/24 23/18	0.365 (-0.084)
			0.9% 16.3% 60.2% 39.8% 11.3% 0.7%

Checker play

1手前に相手が作った3pのセミデッドマンを働かせないために、24/23とやるのはいい手だと解説しましたが、Snowieはバラバラにして柔軟性を保った方が良いと考えているようです。

Move 7 Green
		Pip: 163
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 163

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	24/21 13/8	-0.301
			0.5% 10.0% 40.8% 59.2% 12.8% 0.6%
	2	R	24/16	-0.325 (-0.023)
			0.5% 9.6% 40.9% 59.1% 13.7% 0.7%
	3	R	13/5*	-0.582 (-0.281)
			0.6% 10.4% 36.2% 63.8% 18.6% 1.1%

Checker play

13/5*とヒットするのは攻め駒不足で、リスクが高すぎます。
となると24/16と飛び出すか24/21 13/8と一手ためるかの2択になります。24/16と飛び出せば4でヒットされるリスクがあり、13/8と一手ためれば、次に５か６が振れずに悪形になるリスクがあります。個人的な好みは24/16でしたが、Snowieは13/8とためるほうが好みのようです。

Move 7 White
		Pip: 163
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 155

#		Ply	Move	Equity
*	1	3	23/18 20/18	0.427
			0.6% 13.3% 62.1% 37.9% 8.3% 0.3%
	2	3	23/21 13/8	0.291 (-0.136)
			0.7% 14.7% 58.4% 41.6% 11.1% 0.6%
	3	3	23/21 20/15	0.289 (-0.138)
			0.7% 13.9% 59.0% 41.0% 11.8% 0.7%

Checker play

解説時にはここでダブルではないかと言いました。
緑の形が悪く、白はきれいな4プライムを持っているためです。
ただ、緑は４ｐにアンカーを持っていますし、まだ相手は4プライムなので５か６を振ればバックマンを一枚飛び出す事ができます。
致命的に良くなる目も少ないので、ダブルはまだ早かったようです。
ただし、解説会でアンケートを取った際には、降りるというプレイヤーも多くいましたから、実戦でブラフダブルとして打つのは悪くないかもしれません。

Move 8 Green
		Pip: 156
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 155

#		Ply	Move	Equity
*	1	3	8/4(2)	-0.269
			0.4% 10.2% 41.1% 58.9% 11.3% 0.5%
	2	3	13/11(3) 8/6	-0.369 (-0.099)
			0.3% 8.0% 38.4% 61.6% 10.0% 0.4%
	3	2	13/11(3) 3/1	-0.480 (-0.211)
			0.3% 7.3% 35.5% 64.5% 12.2% 0.6%

Checker play

これはすばらしい目ですね。この目によって緑は形が一気によくなりました。

Move 8 White
		Pip: 156
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 147

#		Ply	Move	Equity
*	1	2	13/5	0.246
			0.6% 12.6% 58.0% 42.0% 12.1% 0.5%
	2	2	13/7 13/11	0.042 (-0.204)
			0.5% 11.7% 53.0% 47.0% 16.0% 0.9%
	3	2	18/10	0.009 (-0.236)
			0.6% 11.3% 53.2% 46.8% 18.8% 1.1%

Move 9 Green
		Pip: 148
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 147

#		Ply	Move	Equity
	1	R	21/15 13/10	-0.214
			0.7% 12.9% 43.6% 56.4% 13.8% 0.7%
*	2	R	13/4	-0.251 (-0.038)
			0.5% 11.9% 41.5% 58.5% 11.6% 0.6%
	3	1	21/15 8/5	-0.647 (-0.434)
			0.4% 9.7% 34.4% 65.6% 19.4% 1.5%

Checker play

13/4として次に5以上を振れないとミッドポイントか8pを壊すことになってしまいそうです。
ヒットされるリスクはありますが、21/15 13/10として3のデュプリケーションを頼りにバックマンを飛び出す手の方が若干優るようです。

Move 9 White
		Pip: 148
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	2	13/9(2)	0.664
			0.6% 12.7% 67.7% 32.3% 8.3% 0.3%
	2	2	18/16(2) 13/11(2)	0.306 (-0.358)
			0.6% 11.8% 59.9% 40.1% 12.1% 0.5%
	3	2	18/14(2)	0.296 (-0.368)
			0.6% 11.9% 60.1% 39.9% 12.4% 0.6%

Checker play

5プライムが完成しました！
これで次にダブルが打てそうです。

Move 10 Green
		Pip: 140
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	21/11	-0.442
			0.4% 9.3% 35.6% 64.4% 11.5% 0.6%
	2	1	21/15 13/9	-0.808 (-0.366)
			0.3% 7.8% 29.9% 70.1% 15.0% 0.9%
	3	1	21/15 8/4	-0.930 (-0.488)
			0.3% 6.8% 28.0% 72.0% 15.1% 0.9%

Move 10 White
		Pip: 140
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 128

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	18/14*/8	0.688
			1.0% 16.2% 69.7% 30.3% 7.1% 0.4%
	2	1	8/2 6/2	-0.086 (-0.774)
			0.4% 12.7% 49.3% 50.7% 18.7% 0.9%
	3	1	9/3 9/5	-0.087 (-0.775)
			0.5% 10.9% 48.4% 51.6% 15.1% 0.6%

Checker play

6を振られて飛び出されたため、まだダブルには早いようです。
相手は4pアンカーなので、4でヒットしてもまだ即死とまでは行きません。ヒットした後でダブルする方が良いタイミングです。

Move 11 Green
		Pip: 130
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 142

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/21 3/2*	-0.625
			0.4% 9.2% 32.9% 67.1% 14.0% 0.7%
*	2	R	bar/21 8/7*	-0.665 (-0.040)
			0.4% 9.5% 32.7% 67.3% 16.5% 0.8%
	3	3	bar/21 4/3	-0.717 (-0.092)
			0.3% 6.0% 31.0% 69.0% 11.7% 0.5%

Checker play

bar/21は確定ですが、1の目は3/2*とヒットした方が若干よかったようです。セミデッドマンとなっていてあまり活躍していない3pの駒を生かし、８ｐを保つことができます。

Move 11 White
		Pip: 137
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 137

Cube action equity		Alert: Missed double
Rollout	Money equity:	0.392
	0.5% 16.2% 66.0% 34.0% 9.2% 0.2%
1.	Double, take	0.595
2.	No double	0.572	(-0.023)
3.	Double, pass	1.000	(+0.405)
Proper cube action: Double, take

Cube action

白の米谷さんはここでダブルすべきでした。オンザバーから7pか8pの駒をヒットすると最早相手はテイクしてくれません（マーケットルーズ）。最悪ダンスしても5プライムに相手を3枚も捕まえているので少々のことでは負けません。
悪い目を振っても互角以上で、良い目を振ればマーケットルーズしてしまうという場合はダブルを打つべきです。
キューブが来れば緑はテイクとなります。白がダンスした場合に攻めきる展開が期待できることと、21pアンカーがあるのでギャモン負けが少なく、最後まで勝率があることが理由となります。

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	0.254
			0.7% 13.4% 58.9% 41.1% 14.1% 0.8%

Move 12 Green
		Pip: 137
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 137

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	8/5 7/5	-0.072
			0.8% 15.5% 45.5% 54.5% 11.1% 0.5%
	2	1	4/1 3/1	-0.413 (-0.342)
			0.6% 12.5% 36.5% 63.5% 14.6% 0.9%
	3	1	13/10 4/2*	-0.425 (-0.353)
			0.6% 12.8% 36.8% 63.2% 16.4% 1.5%

Checker play

非常にすばらしい目。2つしかビルダーがいないのに最も大事な５ｐが一発で作れました。この目によって互角近くまで形勢を盛り返します。

Move 12 White
		Pip: 137
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 132

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-0.068
			0.5% 11.8% 50.7% 49.3% 19.6% 1.0%

Move 13 Green
		Pip: 137
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 132

#		Ply	Move	Equity
	1	3	21/15 13/10	0.378
			0.9% 21.9% 56.8% 43.2% 8.9% 0.5%
*	2	3	21/12	0.374 (-0.004)
			0.9% 21.4% 56.9% 43.1% 8.8% 0.4%
	3	2	21/15 4/1	0.092 (-0.286)
			0.7% 18.1% 50.6% 49.4% 12.3% 0.6%

Checker play

６が出ました！これで緑は有利になりました。

Move 13 White
		Pip: 137
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 123

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/24 23/18	-0.437
			0.5% 9.1% 43.4% 56.6% 26.3% 1.0%
*	2	R	bar/24 8/3	-0.545 (-0.108)
			0.7% 10.4% 39.1% 60.9% 25.2% 1.2%
	3	2	bar/24 6/1	-0.625 (-0.188)
			0.4% 8.9% 37.6% 62.4% 25.4% 1.2%

Alert: Blunder (0.108)

Checker play

bar/24の後、5の目では23/18と飛び出すべきでした。
ヒットされる危険度はあまり変りませんし、ヒットされない場合は18pに飛び出していると非常に有利になります。
また、23pにステイすると5の目で自分のインナーを進めなければならず、プライムを保てる期間が短くなってしまうのです。
プライムバトルではどれだけ危険に見えても、飛び出して自分のインナーを進めない方が正解になることが多いのです。

Move 14 Green
		Pip: 131
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 123

Cube action equity		Alert: Correct decision not to double
3-Ply	Money equity:	0.344
	1.1% 23.6% 60.2% 39.8% 10.3% 0.5%
1.	No double	0.509
2.	Double, take	0.456	(-0.053)
3.	Double, pass	1.000	(+0.491)
Proper cube action: No double, take			10%

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	12/6 3/2*	0.612
			1.3% 28.0% 60.4% 39.6% 9.0% 0.5%
	2	R	21/15 3/2*	0.580 (-0.032)
			1.8% 29.5% 64.7% 35.3% 14.7% 1.3%
	3	3	13/7 3/2*	0.545 (-0.066)
			1.3% 25.1% 60.8% 39.2% 11.4% 0.9%

Checker play

3/2*は当然として、1の目は解説会では21/15がいいだろうとしていました。SWの3plyでもそうでしたが、ロールアウト後は佐野さんの12/6を一番に推しています。
緑にはタイミングがふんだんにあるので、21/15を焦るよりも2pのカバー目を増やす方がいいという主張のようです。

Move 14 White
		Pip: 133
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 116

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/23* 6/2	-0.344
			0.7% 12.5% 44.8% 55.2% 25.4% 2.0%
	2	R	bar/23* 5/1	-0.349 (-0.005)
			0.7% 12.2% 44.7% 55.3% 25.4% 2.0%
*	3	R	bar/23* 7/3	-0.588 (-0.244)
			0.8% 11.8% 38.0% 62.0% 26.6% 1.7%

Alert: Blunder (0.244)

Checker play

bar/23 6/2として5プライムを保つ方が優りました。ヒットは大分増えてしまうのですが、プライムを壊してしまうと単純にボードの堅さ勝負になってしまい、緑に分のいい話になります。
解説時にはこのムーブには全く触れていませんでしたが、今冷静に見ると6/2はいい手ですね。

Move 15 Green
		Pip: 127
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 139

Cube action equity		Alert: Missed double
3-Ply	Money equity:	0.360
	1.7% 25.8% 60.9% 39.1% 12.5% 0.7%
1.	Double, take	0.504
2.	No double	0.491	(-0.012)
3.	Double, pass	1.000	(+0.496)
Proper cube action: Double, take

#		Ply	Move	Equity
	1	R	bar/24 4/2*	0.686
			2.2% 31.2% 66.6% 33.4% 11.7% 0.8%
*	2	R	bar/23 13/12	0.195 (-0.490)
			1.2% 20.4% 55.1% 44.9% 17.0% 1.0%
	3	1	bar/23 6/5	0.163 (-0.523)
			1.3% 18.9% 52.9% 47.1% 13.4% 0.7%

Alert: Blunder (0.490)

Checker play

これは大ブランダー。
ここはヒットする一手でした。バックギャモンではボードの堅い方がヒットする、ピップの負けている方がヒットするという大原則があります。ここでは緑のボードは堅くピップは負けているので原則を両方とも満たしていました。
ヒットして休めばダブルしてパスで勝ちでしたし、ヒットしないでいると逆に自分の23ｐを攻められてしまいます。リターンヒットを恐れたのかもしれませんが、それはほんの30％程度の可能性です。

Move 15 White
		Pip: 127
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 136

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	7/2* 6/2	0.075
			1.4% 20.9% 50.2% 49.8% 15.6% 0.9%
	2	1	23/18 6/2*	-0.601 (-0.676)
			1.2% 14.7% 38.9% 61.1% 31.9% 2.6%
	3	1	23/18 7/3	-0.660 (-0.735)
			0.7% 11.1% 36.3% 63.7% 26.1% 1.3%

Checker play

予想通り、23pの駒が白に攻められてしまいます。
攻守が逆転しています。

Move 16 Green
		Pip: 118
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-0.378
			0.7% 12.5% 42.0% 58.0% 24.9% 2.0%

Move 16 White
		Pip: 118
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	3	24/23 9/5	-0.041
			1.1% 19.4% 47.4% 52.6% 15.4% 0.7%
	2	3	9/5 9/8	-0.137 (-0.096)
			1.2% 20.1% 44.9% 55.1% 17.4% 0.8%
	3	3	24/23 5/1	-0.160 (-0.119)
			1.1% 18.5% 45.7% 54.3% 18.1% 1.0%

Checker play

4pボードに1枚バーですから白が有利なのは間違いないのですが、白も次に5以上を振らないと8pや9pが壊れてしまいます。
5か6を振って、相手の出目をみてからダブルするのが呼吸です。

Move 17 Green
		Pip: 113
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-0.408
			0.6% 12.5% 41.8% 58.2% 27.2% 1.7%

Move 17 White
		Pip: 113
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	2	23/17 9/8	0.380
			1.8% 27.7% 58.1% 41.9% 12.8% 0.6%
	2	2	23/16	0.181 (-0.199)
			1.9% 27.2% 53.6% 46.4% 18.0% 1.1%
	3	1	23/17 8/7	0.076 (-0.303)
			1.9% 27.1% 51.4% 48.6% 23.7% 1.8%

Checker play

６で飛び出せました。次に緑が休むか、エンターしてもブロットを隠せなければキューブが打てるのですが・・・

Move 18 Green
		Pip: 106
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 138

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	bar/24 12/8*	0.538
			1.3% 23.8% 63.8% 36.2% 13.1% 0.9%
	2	1	bar/21 13/12	-0.007 (-0.545)
			0.4% 11.1% 49.1% 50.9% 9.8% 0.3%
	3	1	bar/24 6/2*	-0.054 (-0.593)
			0.9% 18.5% 50.4% 49.6% 24.7% 2.0%

Alert: Joker (1.017)

Checker play

Joker!
緑はここで休めば負けが確定的だったのですが、この14によって逆転しました。

Move 18 White
		Pip: 114
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 133

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-1.000
			0.6% 9.4% 26.8% 73.2% 31.5% 1.5%

Checker play

ダンスしてしまいます。万事休す。

Move 19 Green
		Pip: 114
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 133

Cube action equity		Alert: Missed double
Rollout	Money equity:	0.747
	0.6% 32.8% 75.3% 24.7% 8.8% 0.5%
1.	Double, pass	1.000
2.	No double	0.896	(-0.104)
3.	Double, take	1.413	(+0.413)
Proper cube action: Double, pass

Cube action

ここでキューブを打って相手を下ろすべきでした。4pボードに1枚バー、さらに2枚目をヒットできるときはほとんどダブルパスが正解になります。ここでは2pを作る可能性も相当あるので、ダブルして大パスです。

#		Ply	Move	Equity
	1	R	8/7 4/2*	0.750
			1.1% 31.7% 72.9% 27.1% 12.3% 0.9%
*	2	R	8/5	0.686 (-0.064)
			0.9% 27.1% 66.4% 33.6% 10.8% 0.5%
	3	3	6/5 4/2*	0.729 (-0.021)
			1.8% 32.2% 71.1% 28.9% 12.5% 1.1%

Alert: Blunder (0.064)

Checker play

4/2*とヒットして攻めるべきでした。2pにアンカーを立たれてしまうとまだ逆転の余地がたくさんあります。
また、2枚オンザバーにしてクローズアウトすればギャモン勝ちの可能性も飛躍的に高まります。仮にリターンヒットされたとしても半分以上の確率ですぐに生き返りますし、21pにアンカーもあります。
リターンヒットを恐れすぎるとギャモンで勝つべき時にきちんと勝てなくなります。

Move 19 White
		Pip: 114
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 130

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	bar/24 23/18	-0.437
			0.7% 13.0% 38.9% 61.1% 23.4% 1.0%
	2	1	bar/24 8/3	-0.868 (-0.431)
			0.5% 10.8% 31.6% 68.4% 24.7% 1.1%
	3	1	bar/24 6/1*	-1.069 (-0.632)
			0.4% 7.9% 22.3% 77.7% 42.1% 2.6%

Checker play

１５で生き返り、ゲームに戻れました。

Move 20 Green
		Pip: 108
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 130

Cube action equity		Alert: Missed double
Rollout	Money equity:	0.370
	0.6% 26.4% 62.2% 37.8% 13.6% 0.9%
1.	Double, take	0.542
2.	No double	0.503	(-0.038)
3.	Double, pass	1.000	(+0.458)
Proper cube action: Double, take

Cube action

緑はほとんど全ての目でヒットできます。その後白が休めば完全にマーケットルーズとなるので、ここでダブルするべきでした。
うまくいけばギャモン勝ちもたくさんあります。

#		Ply	Move	Equity
	1	R	13/7* 6/1*	0.732
			0.9% 33.7% 70.1% 29.9% 11.4% 0.8%
*	2	R	24/13	0.523 (-0.209)
			0.5% 18.5% 60.7% 39.3% 8.5% 0.3%
	3	2	21/16 13/7*	0.496 (-0.235)
			1.4% 27.2% 64.8% 35.2% 17.3% 1.3%

Alert: Blunder (0.209)

Checker play

これもヒットすべきものをしないブランダーです。
ここではダブルヒットできますし、そのままギャモン勝ちまで見えます。ヒットしないと６を振られた場合バーポイントを作られ、簡単に互角の勝負になってしまいます。
ピップでも負けていますし、ヒットする一手でした。

Move 20 White
		Pip: 108
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 119

#		Ply	Move	Equity
*	1	R	18/14	-1.000
			0.4% 7.7% 27.1% 72.9% 28.0% 0.7%
	2	R	24/23 18/15	-1.000 ( 0.000)
			0.4% 8.1% 31.2% 68.8% 27.6% 0.7%
	3	R	18/16 8/6	-1.000 ( 0.000)
			0.4% 8.0% 30.1% 69.9% 26.8% 0.7%

Checker play

なんとか６を振ってバーポイントを作るか、せめて18pのブロットを逃げたかったのですがどちらもかないませんでした
24/23 18/15とした方が、3の目がかぶりますし、ヒットされなかった場合にも逃げやすくなっています。アウターをヒットされた場合も23pにアンカーを作れる可能性があります。

Move 21 Green
		Pip: 104
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 119

Cube action equity		Alert: Missed double
Rollout	Money equity:	0.665
	0.5% 27.9% 72.8% 27.2% 7.1% 0.4%
1.	Double, pass	1.000
2.	No double	0.812	(-0.188)
3.	Double, take	1.216	(+0.216)
Proper cube action: Double, pass

Cube action

先ほどと同じく、ほとんどの目でヒットできます。またすでに24pの駒が逃げ出していますので、悪い展開がかなり減っています。勝つ場合はほとんどギャモンですので、Double-Passが正解でした。

#		Ply	Move	Equity
	1	R	13/11*/9	1.023
			0.9% 32.4% 78.0% 22.0% 5.4% 0.3%
*	2	R	13/11*(2)	1.003 (-0.020)
			0.8% 30.6% 76.1% 23.9% 5.5% 0.3%
	3	3	13/11*/10 4/3	1.016 (-0.007)
			1.1% 29.5% 78.6% 21.4% 5.2% 0.2%

Move 21 White
		Pip: 115
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 115

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-1.079
			0.2% 5.2% 19.7% 80.3% 37.2% 1.4%

Move 22 Green
		Pip: 115
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 115

#		Ply	Move	Equity
	1	R	11/6 11/10	1.017
			0.7% 31.4% 76.2% 23.8% 5.0% 0.2%
*	2	R	21/15	0.927 (-0.090)
			0.9% 28.7% 77.1% 22.9% 7.0% 0.3%
	3	3	11/5	1.013 (-0.004)
			1.0% 30.3% 76.2% 23.8% 5.5% 0.2%

Alert: Blunder (0.090)

Move 22 White
		Pip: 115
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 109

#		Ply	Move	Equity
*	1	1	Can't move	-1.124
			0.2% 3.8% 16.2% 83.8% 35.7% 1.3%


		Pip: 115
		Game 2 9 point match Green-White: Score 0-1
		Pip: 109

23.	Green	Double

	White	Pass

Cube action equity		Alert: Wrong double
Rollout	Money equity:	1.012
	0.6% 34.8% 84.5% 15.5% 3.2% 0.2%
1.	No double	1.139
2.	Double, pass	1.000	(-0.139)
3.	Double, take	2.020	(+0.881)
Proper cube action: Too good to double, pass			14%

Cube action

ここまで来たら逆転される可能性はほとんどありません。
そのまま振り続けてギャモン勝ちして2点稼ぐべきです。ここでダブルすると降りられて1点しかとれません。

Masami Sano wins 1 point.

Game conclusion

何度も逆転する白熱したゲームでした。
佐野さんは恐れずにヒットを多用した方がいいでしょう。
リターンを恐れて慎重に進めているとかえって時期を逃し、もつれる原因となります。
また、キューブはDouble-Takeのチャンスを逃さずに打つようにこころがけましょう。多少自分にもリスクがあるときに打たないと相手は引いてくれません。
米谷さんは全般的に良いプレイをしていたと思います。中級レベルではないと思いました。13手目の15や14手目の24などのプレイが正しくできるようになれば上級クラスでも強豪になると思います。頑張ってください。
解説会の題材として棋譜を提供していただいてありがとうございました。お二人に感謝いたします。

Game 2 detailed statistics
Player	Masami Sano	Keiji Yoneya
Rating	novice	intermediate
Overall	43.908/9.745	9.836/2.183
Errors(blunders)	16(9)	4(2)
Checker play errors
Checker play	32.713/7.260	9.299/2.064
Errors(blunders)	11(6)	3(2)
Double errors
Overall	11.196/2.485	0.537/0.119
Missed double	7.968/1.768	0.537/0.119
Wrong double	3.228/0.716	0.000/0.000
Errors(blunders)	5(3)	1(0)
Take errors
Overall	0.000/0.000	0.000/0.000
Wrong take	0.000/0.000	0.000/0.000
Wrong pass	0.000/0.000	0.000/0.000
Errors(blunders)	0(0)	0(0)

Legend

Checker play

Example:

#		Ply	Move	Equity
	* 4	2	13/9	0.091 (-0.024)
			0.6% 15.7% 53.1% 46.9% 12.8% 0.5%

The first line shows the following information:

* 4 rank of the given move (* before the rank indicates that it is the played move)

2 ply of the evaluation

13/9 move string

0.091 cubeful equity of the move

(-0.024) difference of equity with best move

The second line (hidden if the Detail Mode has not been checked) displays the complete cubeless evaluation of the move:

0.6% 15.7% 53.1% 46.9% 12.8% 0.5%

BG G N N G BG

Player's wins Player's losses

If you check the Evaluation Parameters, you get additional information about how the evaluation was computed.

Cube actions

Example:


Cube action equity
3-Ply	Money equity:	0.469
	0.6% 19.4% 66.9% 33.1% 6.7% 0.2%
1.	No double	0.711
2.	Double, take	0.696	(-0.015)
3.	Double, pass	1.000	(+0.289)
Proper cube action: No double			5%

The first two lines display the cubeless evaluation of the position. The evaluation can be of type 1-Ply, 2-Ply, 3-Ply, Mini-Rollout, Rollout or Database. Below the cubeless money equity of the position, the detailed probabilities are also displayed. They are in the same order as the detailed line for the checker play.

The next section displays the cubeful equities of the possible cube actions. From the point of view of the player in action there are two possible actions: Double or No Double. If the player in action decides to double, then there are two options for his opponent: either take or pass the offered cube. Therefore, there are three possible actions which can be played: No double, Double, take or Double, pass. The first line corresponds to the correct action for both sides. The second line displays the line which corresponds to the wrong double/no double action but with the correct response of the opponent. Finally, the last line corresponds to the equity you would have if your opponent would do the wrong take/pass decision to an offered double.

In the example above the cubeful equity of not doubling is 0.711 pts/game. Now, if you offer a double and your opponent correctly takes the cube you will only earn 0.696 pts/game on average and finally if you double and your opponent passes you will earn 1 pt. Of course your best equity is the 1 pt you would win if you double and your opponent passes but since you have no control on what your opponent will do, the best action here is not to double so that you secure an equity of 0.711 which is better than the equity of 0.696 you have if you double.

As we have seen, the best equity you can earn here is the 1 pt if your opponent passes. Suppose you have the suspicion that your opponent might pass but you are not sure. Is Snowie able to tell whether you should whip it anyway to profit from his occasional incorrect passes? Yes, Snowie is able to tell you that. Snowie gives you a borderline frequency at which your opponent is supposed to pass to make the theoretically incorrect double practically correct. In our example Snowie says that this frequency is 5%. Therefore, the double becomes correct if you think there is a 5% chance that your opponent passes the cube !

This file has been generated by Snowie Professional Edition Version 4.5.2, a product of SnowieGroup SA
Output date: 21:40:16, 2006/09/20(Export v2.10)

* 4	rank of the given move (* before the rank indicates that it is the played move)
2	ply of the evaluation
13/9	move string
0.091	cubeful equity of the move
(-0.024)	difference of equity with best move

0.6%	15.7%	53.1%	46.9%	12.8%	0.5%
BG	G	N	N	G	BG
Player's wins			Player's losses