• 第10回ネットワーク生態学シンポジウムに参加しました Posted on 2013年9月5日 by masahito in 学会参加.

     
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    平成25年9月2日(月)〜2日(火)にかけて有馬温泉で開催された第10回ネットワーク生態学シンポジウムに自律系工学研究室の修士2年の小松琢也くんと修士1年の川口光くんが参加しました.すべてポスターセッションですが,複雑ネットワーク研究の専門家達が一同に会す大変有意義なシンポジウムでした.

    P21:小松琢也,山本雅人,古川正志(北海道大学大学院情報科学研究科複合情報学専攻)
    題目:複数情報の伝播に対する時間遅れの影響
    概要:近年,携帯端末の普及とともにsocial Networking Service (SNS)は広く利用されるようになり,人から人へと情報が伝わるという意味での情報伝播に対して大きな変化を与えた.特に伝播に必要となる時間について は,高速な通信網の普及にもとづく物理的距離の影響の減少から,相対的に「人の振る舞い」が大きく影響するようになってきた.また,ある事柄に対する二つ の相反する情報が伝わる際に人は一般的に新しく受け取った情報を信用しやすい.本研究では情報伝播モデルを用いてシミュレーションを行い,人の振る舞いに よる伝播の遅れが複数の情報が伝わる際の情報の受け取り順序に対してどのように影響するのかを議論する.

    P22:川口光, 山本雅人, 古川正志(北海道大学大学院情報科学研究科)
    題目:類似したネットワークデータの連続的可視化方法
    概要:近年,ITの普及とコンピューターの性能向上により,各企業は自社や関連会社のデータを膨大に蓄積するようになった.現在,こういった データからネットワークを生成し可視化することが盛んに行われている.従来のネットワーク可視化方法は単一のデータからネットワークを可視化するといった 方法が一般的である.しかし,各企業でデータの蓄積は今後も続いていくであろうことから,時間変化する連続的なデータを扱うネットワーク可視化方法が必要 とされる.本研究ではグローバルなネットワークの構造があまり変化しない複数のデータを想定し,連続的に可視化する方法の提案と検証を行う.

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